
今回は”フレイル”について。
日本老年医学会によると、
フレイルとは、
「加齢により心身が老い衰えた状態」と定義されています。
フレイルには3つの側面があります。
1:身体的フレイル
筋力や体力の低下、体重減少、疲労感、歩行速度の低下、身体活動の減少など
2:精神的・心理的フレイル
認知機能の低下、うつ症状、不安、ストレスなど
3:社会的フレイル
社会参加の減少、孤立、支援体制の不足など
これらの要素が複合的に重なり合うことで生活機能が低下します。
介護が必要になるリスクも伴います。
しかし、フレイルは適切な介入や予防策を行う事で進行を遅らせることや改善する事が可能です。
■フレイルになりやすい人の特徴
・高齢者
・慢性疾患を持つ人
・栄養状態が悪い人
・運動不足の人
・社会的に孤立している人
・精神的ストレスが多い人
■フレイルの予防法
1:バランスの取れた食事
たんぱく質、ビタミン、ミネラルを適切に摂取すること
2:運動
筋トレ、有酸素運動を定期的に行って筋力、持久力を維持する
3:社会参加
地域イベントやボランティアなどに参加して社会との繋がりを持つ
4:ストレス管理
ストレスを適切に管理して、必要があれば専門家のサポートを受ける
5:定期的な健康診断
健康診断を受けて問題があれば早期発見し対策をする
これらを適切に行う事でフレイルの予防になります。
フレイルは高齢者の生活の質を低下させる大きな要因となりますので、日常生活の中で予防策を実践していきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。