
今回は”身体が硬くてお悩みの方へ”大切な知識をお伝えします。
ストレッチをしても筋肉が伸びず痛いだけという方も多いと思います。
この原因は”筋肉が硬いから”ではありません。
例えば、”開脚”という動作(ストレッチ)。
ベターっと曲がる人と全く脚が開かない人がいるとします。
この二人の”筋肉自体の硬さ”は同じだと言われています。
違いは”上手く伸びる事が出来るかどうか”
これを司っているキーマンが”脳”です。
大前提として、”脳”は常に”あなたの身体を守ろう”と働いています。
もし、あなたが”開脚”を10年以上も行ってなかったとします。
”脳”としては「この人に開脚という動作は必要ない」と認識します。
結果、開脚出来ない身体へと変化させていきます。
そんなあなたが急に開脚しようとするとどうなるか。
”脳”はこう考えます。
「開脚出来ない人が無理に開脚してしまえば怪我をする」
「なんとか開脚するのを防がねば」
そして、脳は筋肉に”伸びるな”と指令を出します。
結果、上手く開脚が出来ないという事になります。
これが”脳”のメカニズムです。
では、どうすればいいか。
答えはシンプルです。
”脳”を安心させてしまえばいいのです。
「私は、開脚しても怪我しませんよ。」と繰り返し覚えこませればいい訳です。
入浴後や運動後の身体が温まっている時。
ストレッチをすると少し伸びやすくなるのを体感した事がある人もいると思います。
あれは、血流の増加や自律神経の安定など様々な理由からそうなります。
このタイミングを利用します。
まず、何でもいいので身体を温めてから開脚をする。
すると、普段よりも少し可動域が広がります。
その状態でキープ。
この時、”脳”は、「ここまでなら開脚してもこの人は怪我しない」と理解します。
これを”繰り返し”覚えこませます。
これにより、”脳”が書き換わり”新しいあなたの可動域”が獲得されていきます。
ただ、ここでの大きなポイントは、
「一晩寝たら、元に戻ります。」
それはそうです。
”脳”は、”開脚出来ないあなた”と、何年も仲良く付き合ってきました。
そんなすぐに、”あなたに変わられては困ります”
ですので、少しずつ”慣れさせてあげる”事が大切です。
簡単に言うと、”毎日、繰り返して行いましょうということ”
少しずつであれば”脳”も安心してあなたの変化を受け入れてくれます。
この事を理解して、毎日、コツコツと継続をしてみて下さい。