
こんにちは。
トレーナーの倉世古(くらせこ)です
今回は「朝食は食べた方がいいのか!?」について。
まず、結論です。
「朝食は食べた方がいいです。」
その理由を4つの観点から書いていきたいと思います。
①肥満との関係
朝食を抜けば1日2食になります。
当然、摂取カロリーは減ります。
これによって痩せる人もいるでしょう。
ただ、そんなに簡単なものでもありません。
1日2食になるという事は食事の間が長くなり空腹が強くなります。
空腹で食事をすると血糖値が急上昇します。
すると、血糖値を下げる為にインシュリンが大量に分泌されます。
インシュリンは脂肪を蓄積する働きがあります。
これにより2食にする事で逆に太ってしまう事もあります。
②寿命との関係
長寿遺伝子と言われる”サーチュイン遺伝子”というものがあります。
これは空腹時に増えるので空腹時間を長くした方がよいという研究結果があります。
すなわち、1日1食や2食にすることで寿命が延びるという事です。
ただ、この実験は無菌状態におかれたサルを対象にしています。
人間は当然、菌と共生しています。
その上で栄養バランスが偏り隠れ栄養失調の人も多いです。
ここから考えた時に、果たしてこの研究結果を鵜呑みにしてもよいかは疑問です。
③筋肉との関係
睡眠中は当然、何も食べないので血糖値が下がります。
朝目覚めた時は血糖値が低くコルチゾールというホルモンを出して血糖値を上げる事で起きる事が出来ます。
その後に朝食を食べる事で血糖値が安定します。
朝食を食べなければコルチゾールが出続けることになります。
コルチゾールは血糖値を安定させる為に筋肉を分解していきます。
そのまま昼食まで何も食べなければ筋肉の分解は進んでいくという事になります。
④サーカディアンリズムとの関係
サーカディアンリズムとは体内時計の事を言います。
日の出と共に目覚め、日の入りと共に寝る。
朝、昼、夕にお腹が空いてくる。
これらはサーカディアンリズムによってなされています。
サーカディアンリズムは25時間周期になっており1時間ずれています。
このずれを修正するのが日光と朝食と言われています。
朝食を摂ってサーカディアンリズムを整える事が大切です。
以上、「朝食は食べた方が良いのか?」についてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。